りゅうちぇるのタトゥーを気にしている人が恐れていること
りゅうちぇるが子供と奥さんの名前を両肩に入れた話が話題になっている。
まあ、賛否はあるだろうなあと思っていたのだけれど、びっくりしたのが否が圧倒的に目に付くという事。
わたしが芸能ニュースを目にするのは、主にネット。
比較的若者のメディアとされているネットニュースやSNS上でさえ、「もうファンを辞めます」とか「幻滅しました」とか、「プール行けなくて子供が可哀そう」とかの意見がテンコ盛りというわけです。
若者のメディアがこうなら、テレビや雑誌に接している中高年層は、完全否定に近いんだろうなとイメージできてしまいます。
今は何時代なんだよという。
純粋に格好良いりゅうちぇる
インスタのストーリーに期間限定で公開されている、タトゥーを入れたりゅうちぇるの写真。
控えめに言ってかなり格好良かった。
もともとイケメンなのを、あの奇抜な格好でコーティングしていただけだから、イケメンなのは想定通りなんだけど、タトゥーによって男らしさみたいなのが強調された感じ。
タトゥーといってもスミ色のシンプルな比較的さりげないもので、まあおしゃれでかわいい。
もう一度言うが、「へえ、りゅうちぇる格好良い」って感想を持った。
りゅうちぇるのタトゥーの何が嫌なのか
アホでおかまキャラだったりゅうちぇるが、結婚をして子供を産んで、立派に父親として奮闘している姿を多くの人が目にするようになってきた。
「なんか、自分たちが知っているりゅうちぇるじゃない」
タトゥー批判をしている人の中には、純粋に時代錯誤の他に、この「知っていたりゅうちぇると違う」に反発している人もいるのではないだろうか。
それが意識的であれ、無意識であれ。
いじめられっこがいつの間にか立派になっていた
人は自分より下だと思っている人をみると妙に安心してしまう。
自分より容姿が劣っていたり、収入が低かったり、運動ができなかったり。
だから芸能界からはおバカキャラは消えないし、際物であるお姉キャラも常に人気があるのだろう。
実際に劣っているかどうかは別として、劣って見えるキャラをみんなは欲している。
アホだなあと言いながらそんな彼や彼女らを見て安心をする。
以前のりゅうちぇるもそうだった。
でもりゅうちぇるはどんどん変わっていく。
多分父親になることを意識してなのだろうけれど、どんどんまともになっていく。
いや、アホなふりをするのをやめたのだろう。
タトゥー批判をしている人たちはそれが気に食わない。
アホでお姉キャラだったりゅうちぇるが、いつの間にか立派な父親になって、両腕にタトゥーなんか入れて海外セレブみたいになっているのだ。
一気に追い抜かされた気分なのだろう。
とりあえず世間は許さないと言っておく
だからタトゥーなんて世間が許さないと大声で非難する。
いや、許していないのは世間ではなく、自分なのに。
そしてプールにいけないと騒ぐ。
いや、だったら海行くし、こちとら毛深いからプールには元から行ってないんだよという話でもある(いや、毛深いのはりゅうちぇるではなく)。
自分より下だと思っている人が、いつの間にか立派になっていく恐怖。
それをお茶の間のわたしたちは、りゅうちぇるに突き付けられている。