20年後も聴かれる名作OASISのビー・ヒア・ナウ(BE HERE NOW)

ビィ・ヒア・ナウ デラックス・エディション(完全生産限定盤)

今朝は愛犬を散歩しながら何を聴こうかと激しく思案した朝でした。

小沢健二はちょっと聞き飽きたし、ケンドリック・ラマーだったりミーゴスだったりもリピートしすぎてさすがに。

石野卓球でも良いけれど、人の声が聞きたい。そんな朝でもありました。

 

思案した結果はやっぱりOASIS。

ガツンと行きたかったから、OASISの終わりのはじまりと言われているサード・アルバムのビー・ヒア・ナウを、マイビックマウスからはじめます。

 

OASISのサード・アルバムは早すぎた

ビー・ヒア・ナウを聴くたび思うのは、全然終わりのはじまりじゃないじゃんということ。

過剰なギターノイズが演出されるアレンジ、当時はちょっと受け止めることができなかったのですが、刺激の強い今はちょうどフィットします。

 

ケンドリック・ラマーなんかのラップ勢と並べてきいても、そのメロディー、強引なアレンジで遜色ないと感じます。

ラジオでケンドリック・ラマーのDNAからOASISのマイビックマウスが繋がれると、結構熱い思いがあふれると思います。

 

なんとなく暗い、インターネット前夜の90年代の中盤にはあっていなかったんだなあと。

 

ロックを終わらせた奴ら

その暗いムードとうまく寄り添ったのがRadioheadで、OKコンピューターはビー・ヒア・ナウを思いっきり封じてしまったのではないでしょうか。

ひどく残念。

長い目でみると、この2枚のアルバムが同じ年に出て、陰が陽を駆逐したのは大きかったなあと。

 

とにかく、OASISのサード・アルバムは今聴いても通用する名作だと感じた朝でした。

 

石野卓球のおかげで夫婦仲が改善した。

先月の話だったと思います。

テレビのクイズ番組を見ていたら、そう、東大生と芸能人が勝負するみたいなよからあるやつですが、曲当てクイズをやっていまして。

 

まずはドラムだけ流れて、次にベースもたして、次にキーボードをたしてみたいな。

正解はラブマシーンで、自分は速攻で正解したんですが、一緒に見ていた家族はさっぱり。

ブラウン管の向こう側の解答者も二人くらいしか正解していないということがありました。

 

どうしてわかるの!妻の驚嘆の声が気持ち良いのなんの。

 

さて、今日はなんとなく石野卓球を聴きながら通勤をしました。

通勤しながらのハウスやらテクノは良いですね。

歌詞がない分、考えごとをする事ができるし、その割には気分も高揚してくるという。

 

で、聴きながらふと思いました。

こないだのクイズで正解できたのは、石野卓球のおかげだなと。

ライジングサンの初開催、そのトップバッターで電気グルーヴを目撃してから、テクノとかハウスとか言ってみればノンボーカルの音楽を聴くようになったんだよなあと。

 

音楽のリズムなんかに耳を傾けることが多くなったのも、その頃からだなと。

 

石野卓球のおかげで妻を驚かせることができました。

今日の通勤で聴いたアルバムは2016年のもので、キラキラした美しい音楽でした。

 

LUNATIQUE

LUNATIQUE

 

 



 

 

 

 

 

 

ケンドリックラマーとボブディラン

昨年、2017年から2018年の4月になろうとしている今の今まで一番聴いたアルバムは間違いなくケンドリックラマーのDAMNだ。

 

風呂の中、犬の散歩中と聴くものがなくなったらとりあえずケンドリックラマーのDAMNを聴いていて、通勤の8割はDAMNを聴きながら己を奮い立たせていたわけで。

 

会社が近づいて来たら、とりあえず二曲目のDNAを聴いてコンチチクショウ気分を演出していた。

アガアガアガディッエヌッエー。

 

ここ数年で一番自分の気持ちにこびりついていたのが、ケンドリックラマーというわけです。

 

そんなケンドリックラマーがフジロックにくる、しかもヘッドライナー、しかもヘッドライナー仲間にはボブディランもいると。

生誕半年の赤子が我が家にはいるので、参戦するのは難しいけれど、そんなニュースを聞いただけで興奮するというもの。

 

さて、多分運営も狙った感があるケンドリックラマーとボブディラン。

新旧詩人が参戦するという触れ込み。

この二人、それほど似てるかなあと、昨日入浴中にボブディランを聴いてみた。

 

んー。どうだろ。

もちろん音楽性は似ていない。

ただ言葉が吐き出される感じと、ジャンルはロックではないのにロック的な佇まいを感じるあたりは似ているのだろうか。

 

個人的は圧倒的に硬いケンドリックラマーが好み。

リアルタイムで聴いているという影響があるのでしょうか。

ボブディランはやっぱりどうしても古く感じてしまいます。

 

どちらにしても、今年のフジロック、いける人は絶対に行った方が良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あいみょんって何者?のアルバム青春のエキサイトメントが今さらだけど良い。

最近はあいみょんのアルバムをよく聴いています。

昨年出たアルバムが結構最高。

冒頭の3曲を聴いてだいたい満足しちゃうくらいに最高。

ところで今更聞けないけど、あいみょんって誰?何者?

 

 

あいみょんとは?

1995年生まれ、兵庫出身のシンガーソングライター。

メジャーデビューは2016年。

デビューアルバムは盛りがついたように今自分が聴いている青春のエキサイトメント。

だいたいそんなところで、ウィキペディアは便利ですという話。

 

あいみょんの「君はロックを聴かない」がやばい。

昨年はラジオでそこそこ耳にしていた君はロックを聴かないが特に悶絶します。

高校の自分、大学生の自分、キャバ嬢と遊んでる頃の自分、そんな自分が書いたみたいな歌詞。

たくさんのオッサンがこの歌を聴いて悶絶したことでしょう。

 

 

君はロックを聴かない

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君はロックを聴かない

君はロックを聴かない

 

 

あいみょんの青春のエキサイトメントの成功

青春のエキサイトメントは、冒頭の一曲目でその成功が約束されたアルバムです。

イギリスの伝説的なロックバンドであるストーンローゼス。彼らのデビューアルバム暴動に鳴らされた「憧れられたい」を明らかに意識した、そのタイトル。

タイトルに負けないその佇まい。

特にドラムがズンドコズンドコやってくるあたりは興奮で押し黙ってしまいます。

 

その興奮の冒頭から、君はロックを聴かないまでの3曲は2017年のハイライト的な瞬間です。

3曲良い歌があればアルバムなんて勝ちです。

 

 

I Wanna Be Adored

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あいみょんにはロックを聴かない人も惹かれる

あいみょんがちよっと凄いなって思うのが、我が家の奥さんも気に入ってるという点です。

彼女はロックを全く聴きません。

浜崎あゆみ大好きくらいのクラスタです。

 

そんな彼女があいみょんの歌を、この歌って良いよねと呟いた時の感動たるや。

筆舌に…。

ロックファン以外に既に届いているというのは、ロックファンとしては嬉しいというか。

まさに君はロックを聴かないの世界です。

まさに君はロックを聴かないの世界です。

まさに君はロックを聴かないの世界です。

まさに君はロックを聴かないの世界です。

 

 

あいみょんには夏フェスを席巻してほしい

当然今年の夏フェスには登場するのでしょう。

何万人かで君はロックを聴かないを熱唱する光景。

想像するだけで涙が出てきます。

 

それでは、滲んだ目で、営業へ行ってまいります。

 

 

青春のエキサイトメント

青春のエキサイトメント

 

 

青春のエキサイトメントに続くニューアルバム

さて、2019年2月、絶賛したアルバムに続く新作がでました。

「瞬間的シックスセンス」果たして、あいみょんは成し遂げることができたのでしょうか。

 あいみょんとはなんだったのか。瞬間的シックスセンスを聴いてわかったこと。という記事を書きましたので、是非ご覧ください。

azuhana.hatenablog.com

 

やっぱりオアシスってノエルなんだねがよくわかった。

ノエル・ギャラガーの新作からの先行シングルがすこぶる良い。

どれくらい良いかというと、オアシス後期の先行シングルを聴いた時よりもちょっと興奮するレベルには良い。

サムマイトセイやロール・ウィズ・イットを聴いた時ほどじゃないけれど、というレベル。

 

リアム・ギャラガー初のソロアルバムが配信されたのが数日前。

格の違いを見せつけるかのような数日後のノエルの1曲。

リアムのアルバムがあまりに微妙だったとは言え、やっぱりノエル・ギャラガーここにありという感じだ。

 

 

azuhana.hatenablog.com

 

 

azuhana.hatenablog.com

 

跳ねるようなポップな曲調に、少しこんもりしたビートとホーン。

ロックバンドの曲じゃないけれど、バート・バカラックに影響を受けているノエルらしい曲。

風呂で2回。

風呂から上がって、寝ている妻に怒られないようにエアポッドを装着して3回。

5回聴いているけれどまだワクワクする、そう、とてもポップな曲をノエルは持ってきた。

3連休の終わりに非常に助かるよ。

 

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45歳で転職のリアル。リアム・ギャラガーのソロデビューアルバムに寄せて

サラリーマン生活ももう少しで20年となる。

現在私は42歳だ。

これほど長い期間サラリーマンを続けるとはまったく考えてもいなかった。

「早く辞めて南の島で家族や犬たちとのんびり過ごそう。」

家族も犬も側にいなかった20代の頃からずっと思い続けている。

その思いは半ばストーカーの如く。

 

お陰様で一人の人間と二匹の犬が仲間になった。

人間はもう少しで後一人増える。立派なパーティーの出来上がり。

後は出ていくだけ。サラリーマンという穴ぐらから。

 

さてリアム・ギャラガーのソロデビューアルバムが配信されていたのを昨日知った。

あたかも偶然知ったような書き方をしていたが、9月の終わりくらいから「いつ配信されるんだろう」と毎日チェックしていた。

先行シングルを聴いた時は軽く失望して、そんなブログも書いたけれど、やっぱりリアムは自分のヒーローであった時期が長く、やっぱり期待せずにはいられない。

自分の中でのヒーロー在籍期間でいうと長渕剛を僅差で押さえて1位なのだから。

 

azuhana.hatenablog.com

 

2回聴いた。

期待と不安が綺麗に半分この気持で。

1回目は風呂で。

2回目は今、朝の5時に。

 

リアム・ギャラガーは45歳でソロデビューアルバムを出したことになるわけだ。

アルバムを聴いて、すぐに「リアムの声だなあ」っていうのがわかる。

紛れもなくリアムのアルバムである。

 

が、オアシスのどのアルバムにも当然及ばない。

多分ビーディー・アイのアルバムにも及ばない。

45歳で新しいことを一人でやることの難しさを痛感するアルバムだった。

ガチャガチャとっちらかっていて、やりたいことなんかはわかるけど、全く形になっていないと感じた。

気持ちだけが焦る。45歳なんだから。もう最後のチャレンジなんだから。

今までの集大成を見せてやろう。

思いがカラカラカラから回りしている。

 

今までの蓄積がさほどない45歳。

一発逆転は難しいんだ。

そう切実に感じてしまうアルバムだった。

 

 

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クイーンオブザストーンエイジってこんな粘っこかった?

昨日はガツンとくる曲を聴きたい気分。さほど馴染みはないけれど、拡がりつつあるつむじの上ら辺にある記憶から、クイーンオブザストーンエイジを聴いてみることに。

 

フーファイターズで一番好きなアルバム、ワンバイワンはクイーンオブザストーンエイジの影響下にあったはず!

 

当時聴いてみて、その重苦しくもカラッとした音に畏怖を感じたはず!

つむじの上の記憶はそう言って聞かなかった。

 

Apple Musicを立ち上げ、長々とした名前を入力し、愛犬を連れて散歩へ。

耳には買ったばかりのエアーポッド。

準備は万端。

あとは重いガツンとくる音を待つ。

 

!!

何か思っていたのと違う。

普通のハードロックというか、粘り気がすごい。

重苦しくて粘り気がすごい。

 

多分クイーンオブザストーンエイジの曲を聴くのは10年ぶりくらい。

彼らもあの法則から逃れることはできなかったのかもしれない。

 

歳をとると粘っこくなるの法則。

わかりやすいところで言うと、長渕剛だ。

 

多分歳を重ねるごとに沢山のしがらみや、体調不良がつもりに積もるのだろう。

そんな色々な成分が粘り気がを生んでしまうのだろう。

 

色々と思うところや、自分に重ねるところもあったけれど、そっと選曲をはじめてのスキマスイッチに変えた。

 

 



20年後もニルバーナは私を救う

毎日しんどい。

会社へ行く前に2匹の犬の散歩をし、帰ってからも2匹の犬の散歩。

会社は斜陽産業まっしぐらで、自分は中堅ポジション。

でも、家のことで忙しくて正直会社の未来を考える暇もない。

あとで絶対つけがくることはわかっている。

 

もうダメ。歩くのが嫌。それでもこいつらが喜ぶし、こいつらの健康のためだしって思いながら、昨日の夜も散歩へ出かけた。

少しでも気を紛らわすため音量小さめで音楽を聴きながら。

 

なんとなくiPhoneに入っていたニルバーナのLIVEベストを聴いてみた。

最近はフランクオーシャンやケンドリック・ラマーなんかのR&Bやラップを聴くことが多くて、ロックを聴くのは久しぶりだった。

「うわ、懐かしいな」っていう感想をつぶやく準備をしていたのだけれど、「うわ、格好いいな」っていう言葉が頭に浮かんだ。

 

高校の時、みんながTRFを聴いていいるのを横目に、ニルバーナを聴いていた。

一人だけれど寂しくない、カートみたいに強くなろう(本当はカートも強くなかったのだけれど)。

とにかく荒々しくて剥き出しでニルバーナは格好良かった。

 

40を超えた今もやっぱり格好良かった。

歌っているカートの歳をとっくに追い越してしまったけれど、どうしようもなく格好良かった。

 

散歩中ずっと聴いていた。

ただただその格好良さに身を委ねることができた。

 

Live at Reading

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