瞬間的シックスセンスの感想レビュー。あいみょんとはなんだったのか。
あいみょんの新作、瞬間的シックスセンスを聴いてがっかりしませんでしたか?
なんか今のあいみょんには、イマイチとかって言葉を軽々しく言ってはいけない雰囲気があるので、がっかりしたとか言いにくいですよね。
でも、あいみょんの瞬間的シックスセンスをイマイチだと思ったあなたは、当然っちゃ当然ですので、自分にセンスがないとかって思わないでも大丈夫ですよ。
この記事では、なぜあいみょんの新作瞬間的シックスセンスがイマイチだと感じるのか、その理由について書いてみたいと思います。
あいみょんとはなんだったのか。瞬間的シックスセンスを聴いてわかったこと
瞬間的シックスセンスは危うさが抜けたあいみょんの挑戦作
あいみょんの新作瞬間的シックスセンスは、大大ブレイク後初のフルアルバム。
4曲のシングルを含んだ12曲で49分というジャスト長さもあって、久々の成功が約束されたアルバムです。
発売と同時にサブスクリプション対応している影響で、売上的なインパクトは少ないかもしれません。
それでも、間違いなく多くの音楽好き、若者を中心とした現役のリスナーたちは聴くことになるでしょう。
発売前から成功は約束されています。ただそれでも嫌な予感は的中して、イマイチ。拍子抜けなところがありました。
前作まであった強烈な危うさがあまり感じられないからです。
2回聞きました。1日で2回。
サラリーマンやってるんで、自由な時間はない自分。
貴重な自由時間のほぼすべてを、あいみょんに捧げたということになります。
2回聞いて、サクッと2回聞ける事にあいみょんの凄みと音楽巧者ぶりをまざまざと見せつけてられた気分。
でもこのアルバムには、前作青春のエキサイトメントにあった「ちょっと大丈夫?そんなこと公然と歌ってて」なんて空気はかなり薄まってしまっています。
あいみょんが失った官能小説の香り
あいみょんの危うさというか怪しさについては再三にわたってこのブログで紹介してきました。
端的に言うと万年ヘルプのキャバ嬢であったり、官能小説の味わいなんですよね。
そんなダメな感じが、ダメでも決して媚びていないところが、沢山のロックファンを勇気づけてきました。
瞬間的シックスセンスには、キャバ嬢の匂いも、官能小説の行間も出てきません。
何よりも負け犬の闘志。これを感じることができませんでした。
みんなあいみょんに期待しすぎ
あいみょんって、超王道なんかにはなり得ないんですよね。
でも、みんなが担ぎ上げてしまった。で、やれるところでやってやるよっていうあいみょんのモード。
それで力が入った綺麗なアルバムになったのが瞬間的シックスセンス。
みんなあいみょんに期待しすぎ。
そこまでじゃないって。
あいみょんがトップシンガーに昇りつめてしまうくらいに、日本の音楽事情はあまりよくないということでしょう。
押し出されたトップスターというところでしょうか。
期待値を落とせば瞬間的シックスセンスはかなり良いアルバム
もしもあいみょんがここまでブレイクしていなかったとしたら。
それで瞬間的シックスセンスを聴いていたとしたらどうでしょうか。
多分、僕は大絶賛しているでしょう。
なんて有望なアーティストが出てきたんだど。
2019年最初の期待作として聴くと、少し物足りないところはあります。
それでも、瞬間的シックスセンスは良作であることは間違いありません。
瞬間的シックスセンスは3曲目で成功が約束された
あいみょんの瞬間的シックスセンスは、冒頭2曲にメジャーなシングル曲が配置されています。
特に2曲目のマリーゴールドは、あいみょんを今のポジションに押し上げることとなった最重要曲です。
ですから2曲目までは安心して聴くことができます。
勝負となるのが3曲目というわけですが、これが期待値を超える怪曲でした。
あいみょん特有の陰湿なセンチメンタルが垣間見える、冒頭2曲とはトーンが明らかに違う旋律です。
この3曲目で2018年のブレイクしたあいみょんが、少しだけ2017年からこんにちはをしているような感じです。
3曲目であいみょんの世界のチャイムを鳴らす感じです。
瞬間的シックスセンスの最終曲にあいみょんの意地をみた
ただ、悲しいかな途中でシングル曲あり、良曲はあるのですがやはり場末のキャバクラ感がない。
とても聴きやすいアルバムだと感じてしまいましたとさ。
ああ、やっぱり期待に応えようとしすぎて、あいみょんは肩に力が入っているなあと感じながら聴いた最終曲あいみょんの意地をみました。
どことなく投げやりに掻き鳴らされる、とっちらかった最終曲。
壮大なエンディングにすることをあいみょんは選びませんでした。
「わたし、そんなんじゃないから」って、「紅白は出たけど、そんなんじゃないから」ってそんな感じの歌でした。
なんだか次につながる、とっちらかった歌だけど、そんなエンディングで瞬間的シックスセンスは終わります。
瞬間的シックスセンスでおすすめの3曲
少し期待値を落として聴くと、永遠に聴いていられるくのがあいみょんお瞬間的にシックスセンスです。
個人的におススメの3曲を紹介します。
夢追いベンガル
圧倒的におススメというか。これ1曲ばかり最近はリピートしているっていうのが、アルバム後半に配置された夢追いベンガル。
軽妙な疾走感で、いわゆるダメな凡人のことを歌っています。
「君はロックなんか聴かない」に出てくる”僕”が主人公のような歌。
こじらせた若いロックファンは、こんな感じ。
「なんでアイツの方が」という人のこと気にしてばっかりなイジイジした僕。
でもそんな”僕”が「とりあえず走ってみりゃいいんじゃね?」って思えるようなアンセムです。
文句なしの良曲で、アルバム中で最も危ういあいみょんを感じることができます。
ら、の話
上述したように、アルバムの成功を約束した名曲です。
あいみょんぽい感じもするけれど、ありそうでなかったあいみょんのポップチューンというところでしょうか。
どこに出しても恥ずかしくないポップソングです。
二人だけの国
シンガーあいみょんの素晴らしさを感じることができます。
高音部で、少しだけ苦しそうにしながらも我を忘れない歌唱が、かなりセクシーです。
あいみょんとはなんだったのか
今、本当に日本の音楽シーンに、お茶の間に到達するレベルで真っ当に楽曲を作っている人を見るのが難しくなってしまいました。
日本のトップシンガーは未だにデビュー20年を過ぎた宇多田ヒカルだったりします。
みんな次が欲しい。「音楽を聴いてる」って感じることができるシンガーはいないのか?
なんとなくそんなポジションに押し出されて、そんなポジションでも立ち回る実力があったのがあいみょんでしょう。
本来、あいみょんは脇役で、怪しくて、官能小説よりなのです。
それでも、時代に与えられた役割をその実力で演じている人、それがあいみょんなのでしょう。
今回の新作瞬間的シックスセンスは快作だと思います。
期待せずに聞いてみましょう。そうすればイマイチなんて感想は出てこないと思うのです。
キムタクの金麦CMに使われている曲って誰の歌?
金麦のCMにキムタクが登場。
キムタクももう46歳、なのにあのスタイル。ほんと、見習う必要がありますよね。
さて、キムタクのCMで流れている曲、「どうもどこかで聴いたことがあるけれど、誰の曲だっけ?」なんて気になっている人もいるのではないでしょうか。
キムタクの金麦CMで流れているのは小沢健二の歌「強い愛・強い気持ち」
キムタクの金麦CMでは綺麗なストリングスが奏でられています。
おっさんになっても優雅さを失わないでいようという、キムタクとストリングスの凛とした音がマッチしているわけですが、この楽曲は小沢健二の「強い愛・強い気持ち」という楽曲です。
「強い愛・強い気持ち」は1995年に発売された小沢健二7枚目のシングルで、オリコンでは7位を記録。
7位の割には、聞いたことがあるなあという人も多いのではないでしょうか。
小沢健二は、その売り上げ以上に強い影響力、浸透力を持つミュージシャンだからかもしれません。
筒美京平さんという有名な作曲家、編曲家との共作でもあります。
小沢健二ってどんなアーティスト?
小沢健二って誰だよ・・。
そんな読者も多いかもしれませんので、ご紹介します。
一言でいうと天才です。
以上。
といきたいことろですが、もう少し。
1980年代後半に、フリッパーズギターというユニットでデビュー。
その独特のスタイルが渋谷系という言葉の誕生につながったと言われています。
1968年生まれですから、2019年で51歳!
解散後はソロとして活動。
そのキュートなルックスと、東大卒の肩書などもあり、小沢健二というその名前が一気のお茶の間へ浸透することになります。
活動も波にのっていた1990代後半に、日本での音楽活動を休止。
その後、時折作品を発表したりはしていましたが、その拠点はニューヨークを中心とした海外となっていました。
そして2016年、突如が楽曲を発表、ライブ活動、テレビ出演なども含め、久々に精力的な活動を開始ししました。
小沢健二でおすすめのアルバム、歌は?
小沢健二でおすすめのアルバムと言えば「ライフ」というソロ2作目となるでしょう。
9曲入ったアルバムですが、その全てが名曲ですし、聴きやすい。
小沢健二の曲は若干ポップさが足りないというか、独特の雰囲気があります。
この「ライフ」を聴いてイマイチだと感じたとしたら、肌に合わないのかもしれません。
ライフにには、強い気持ち強い愛は収録されていません。
- アーティスト: 小沢健二,スチャダラパー,服部隆之
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1994/08/31
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曲単体となるとおススメは無数にあります。
少し前にポカリのCMに使われていた「さよならなんて言えないよ」、最近の活動再開後に発表した「流動体」、「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先」が個人的にはおススメです。
また、少し長いですが「ある光」という歌はちょっとポップさと壮大さを兼ねた日本のポップス史に残る名曲ではないでしょうか。
キムタクの金麦CMを機会に小沢健二を聴こう
小沢健二は本当に素晴らしいアーティストです。
キムタクのCMで少しも興味を持ったのなら、ぜひ一度楽曲を聴いてみてください。
あなたの世界がきっと広がります。
最近Applemusicで放映されたコラボシリーズなんかはとっつきやすいかもしれないので、加入している方はぜひ見てみてください。
あいみょんの武道館ライブが凄かった。放映日はいつ?
なんだかんだあいみょんの瞬間的シックスセンスを毎日のように聴いています。
あいみょんとはなんだったのか。瞬間的シックスセンスを聴いてわかったこと。
という記事にも書いたとおり、どこか怪しさがなくなったのが少し残念ではありますsが、その分リピート聴きしやすいアルバムになったんだなあという、発見があります。
さて、あいみょんにアンテナが自然と張られているからなのでしょうか。
偶然見かけたあいみょんの武道館ライブが凄かったという話を書いてみたいと思います。
あいみょんの武道館ライブが凄かった。
日曜日の朝、娘がEテレの録画を見ることに飽きたタイミング、チャンスとばかりにチャンネル選択の権利を獲得し、ジャパンカウントダウンという音楽番組をつけました。
なんとなく、日本の音楽状況がわかるこの番組。おっさん的に非常にありがたい。
そこで偶然目にしたのが、あいみょんが武道館コンサートをやっていたとニュース。
発表からわずか2か月で開催にいたったと、あいみょんが感慨深げに語っていました。
バックステージから、客席へ向かう瞬間、そして演奏シーンもそれなりの長さで放送されました。
これが思いのほかに良かったため、けらけらと楽しそうに笑う娘の横で、口を噤んでしまいました。
まさに圧巻と迫力。
あいみょんの武道館ライブは弾き語り仕様
あいみょんの武道館ライブは14,000人の前での弾き語り仕様で行われました。
一人対14,000人ってやつですね。
力をつけて自信のあるアーティストが繰り出す秘儀です。
昔は長渕剛がドームでやってました。
やっぱり、一人、弾き語りっていうことで、それだけで神々しい雰囲気が出ます。
ステージの上には一人。そこに注がれる視線とスポットライト。
その姿を見るだけで、ぼくたちは畏敬の念を抱かずにいられません。
あいみょんの武道館ライブ、その1曲目はマリーゴールド
あいみょんの武道館ライブの模様を放送したジャパンカウントダウンでは2曲が流れました。
1曲目が、あいみょん武道館ライブの1曲目でもあった名曲マリーゴールド。
「もお、離れないーでと」とはじまった第一声で、勝負はあった感じです。
これは歴史的なライブだなあと感じました。
2018年を走り続けた先の到達点。あいみょんの今の集大成なのはアルバム瞬間的シックスセンスではなく、武道館ライブだなと。
もちろんフルコーラスでは流れていません。それでも文句のつけようがない怪演でしたと断言できるレベルでした。
続いて放送されたのが、あいみょん武道館ライブの最終曲である「君はロックを聴かない」。
「きーみはローックなんかきかーない」とみんなでシンガロングするロックファンというシチュエーション。
その矛盾の模様は、祝祭で満ち溢れていました。
雰囲気で、あいみょんの武道館ライブは大成功だったことがわかる放送でした。
あいみょんの武道館ライブのセットリスト
■『AIMYON BUDOKAN -1995-』セットリスト
01. マリーゴールド
02. 愛を伝えたいだとか
03. わかってない
04. 満月の夜なら
05. 風のささやき
06. 恋をしたから
07. ○○ちゃん
08. ハルノヒ
09. 貴方解剖純愛歌~死ね~
【休憩/ゲストの○○ちゃんとラジオ放送】
10. 憧れてきたんだ
11. 今夜このまま
12. ふたりの世界
13. どうせ死ぬなら
14. GOOD NIGHT BABY
15. いつまでも
16. 生きていたんだよな
17. 1995(新曲)
18. 君はロックを聴かない
※オリコンニュースより
個人的には「憧れてきたんだ」と「生きていたんだよな」が嬉しいセットリストです。
あいみょんの武道館ライブを最速で見られるのはいつ?
さて、いてもたってもいられずフルバージョンが見たいと思ったのですが、この記事を書いている2019年2月の時点では見ることができません。
スペースシャワーTVでの独占放送となるようです。
日時は4月13日から。
最短期間で加入することも視野に入れたい。
それほどまでに、あいみょんの武道館ライブは素晴らしい予感しかしないのです。
ライジングサン2019に出演するキングヌーってどうなの?
2019年のライジングサンロックフェス、出演アーティストの第一弾発表がありましたね。
「ナンバーガールが復活するんだ」とか、「シシャモ最近見ないな」とかぽつりぽつりと感想が心の中でスパークジョイした方も多いでしょう。
さて、そこに名前が連なっている「KING Gnu(キングヌー」。
ラジオでのかかり方が半端ないですね。
一時期のサチモす以上だと思います。
このキングヌー、どうなんでしょうか。
キングヌーってどんな人たち
ウィキやまとめサイトを読んでいるとエリート音楽集団というイメージですね。
音からもインテリ臭がぶんぶん香ってきます。
東京藝術大学出身で、様々なプロジェクトを立ち上げてー。という感じです。
こんな偏見を持つのは、ボーカルの声がブラー、ゴリラズの主要メンバーである、デーモンアルバーンに似ているからっていうのもあるのかもしれません。
バンド名は、動物のヌーからとっているようです。
バンド名は、由来である“Gnu=ヌー”が、春から少しずつ合流してやがて巨大な群れになる習性を持っており、自分たちも老若男女を巻き込み大きな群れになりたいという思いから名づけられた[
※ウィキペディアより引用
バンド名の由来から考えると、かなり大きなところを目指しているように感じます。
が、ちょっとそのバックグラウンドから考えると難しいのではないでしょうか。
やっぱり、僕ら小市民は、いかに音楽が優れているかということと同様に、そのアーティストにストーリーを求めるからです。
「昔は、不良でー」とか。「すごい貧乏でー」とか。
そんな話がないと大衆からの熱狂的な支持が集まらないのは、悲しい現実です。
熱くなりきれないキングヌーの音
感じなキングヌーの音楽。むちゃ格好いいですね。
はじめて聞いた時は、どこぞのイギリスのバンドの新曲だろうと思っていたので、「これが日本のバンドなのか!」と胸を衝かれるような思いをしたことを覚えています。
2019年2月に出た新曲「白日」も素晴らしい出来栄え。
ちょっと頭一つ抜けているなと言う印象です。
だがしかし。
どうしてもイメージできないんですよね。
キングヌーのライブで、自分が我を失っ踊り狂う姿、声をからしてシンガロングする姿。
そういう音楽じゃあないのかもしれませんが、キングヌーの音からは躍らせよう、歌わせようという意思は感じるのです。
だけど僕の身体は、少し熱くなる程度。
キングヌーを聴いているとイギリスのあるバンドを思い出す
話は変わりますが、昔クーラーシェイカーというバンドがありました。
イギリスで、1996年くらいに登場、一世を風靡したバンドです。
当時はoasisを中心としたブリットポップ全盛(オアシスがブリットポップがどうかは微妙ですが)、その中で真打登場という感じのバンドでした。
このバンドの主要メンバー、クリスピアンミルズは、英才教育を受けた良いところの出の秀才。
少しインド思想に被れているイケメンでした。
クーラシェイカーの音は、当時のブリットポップ勢からは頭一つ抜けていました。
自分も「このバンド、オアシスなんて目じゃないかも!」と興奮したのを覚えています。
でもでも。
クーラシェイカーはそこまでブレイクしなかったんですよね。少なくとも、オアシスのように後世でも歌われるような歌はないんですよね。
キングヌーを聴いていると、クーラシェイカーを思い出してしまいます。
クーラシェイカーの音楽、今聞いても無茶良いですけどね。
キングヌーに過剰な期待をしないように
自戒を込めて書きます。
キングヌーに対して、過剰な期待をするのはやめましょう。
ロックの救世主だとか、革命児だとか、日本の音楽シーンを背負って立つとか。
間違いなくそういう類のバンドではないのですから。
ただ、高性能のロックを楽しみましょう。
同じ言語で、こんなにも洗練されたロックを聴くことができる。
今はその幸せを享受する。それだけで良いではないですか。
誰の歌?2019トヨタのCMで中条あやみが歌ってる曲名は?
トヨタのCMがあまりに良すぎる!
あまりに良すぎてトヨタの株を買おうかとおもったくらいです。
株か見てそっと画面を閉じましたが・・。
そのくらいに良いCMです。
どんなCM?
いやあ。もう。車を持つ醍醐味ってこれだよなっていうのが詰まった強烈なCMです。
もう、このCMだけで延々とここが良いあそこが良いと語ることができるわけですが、当ブログは音楽のブログ、このあとは使われている楽曲について、書いてみたいと思います。
誰の歌?トヨタのCMで中条あやみが歌ってる曲名は?
中条あやみと菅田将暉が歌っている曲、むちゃくちゃ良くないですか?
自分のような40過ぎのおっさん世代は、「あ!懐かしい!」って思う歌ですが、はじめて聴いた若い人も、撃沈されたのではないでしょうか。
歌っている中条あやみが可愛すぎるんですよ!
トヨタのCMで中条あゆみはモンゴル800のあなたにを歌っている
誰の歌かっていうと、モンゴル800というバンドの代表曲「あなたに」という曲です。
今回のCMではさびの「あーなーたーにー」っていうの場所が使われているんですが、もう使い方が最高っていうか、しびれますね。
正直、おっさんになった今だから思いますが、オリジナルの「あなたに」よりも中条あやみがさんが歌っている「あなたに」の方が100倍良く聴こえます!
トヨタのCMのモンゴル800って誰?
オリジナルももちろん良くて、だから大ヒットしたわけですが、そもそも今回のトヨタCM曲のオリジナルを歌っているモンゴル800って誰?っていう話もあるかもしれません。
モンゴル800は1998年に結成された沖縄のバンドで、モンパチと呼ばれることが多いです。
ギター、ベース、ドラムの3ピースロックバンド。
メンバーは1980年生まれ、2019トヨタCMで曲が使われている段階では、38歳ということになります。
基本的にはシンプルなロックな曲が多いのでしょうか。流行っていた当時の印象としてはオーソドックスなロックバンド、3ピースというと、アメリカのグリーンデイなんかが有名ですから、グリーンデイのようなパンクを基調にしてはいないといったところです。
(グリーンデイも今じゃパンク要素はあまりありませんが)
特徴的なのがその活動スタンスです。
1998年結成当初から沖縄での活動を基本とするスタンスをとっており、ブレイクした後もインディーレーベルに所属したままです。
楽曲作成と、ライブ活動がメインで、テレビ番組への出演もほとんどありません。
トヨタのCM曲以外でモンゴル800の良い歌は?
「あなたに」は誰が聴いても良い曲だと思います。
中条あやみが歌う「あなたに」はもちろん、オリジナルの「あたなに」もまた違った感じで胸に迫るものがあります。
他にモンパチで聴くべき曲はあるのでしょうか。
「あなたに」と同レベルで良い歌、しかも流行った歌に「小さな恋の歌」があります。
この歌も必聴です。
トヨタのCMでモンゴル800に興味が湧いたら、ぜひ聞いてください。
ちなみに「あなたに」も「小さな恋の歌」も「message」というアルバムに収録されています。
2001年に発売されたこのアルバムが大ヒット、かつロングセラーとなりましたので、まずは聴いてみると良いかもしれません。
- アーティスト: MONGOL800,Kiyosaku Uezu
- 出版社/メーカー: ハイウェーブ
- 発売日: 2001/09/16
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トヨタのCM曲モンゴル800のライブはどんな感じ?
実はモンゴル800が大ブレイクしているころ、偶然ライブの現場に居合わせることがありました。
2002に開催されたライジングサンロックフェスという、北海道で夏に開催されるロックフェスでのことです。
ブレイクしている割には、集客はそれほどでもなかったのが印象的でした。
また、メインステージに登場したのですが、声、楽器の音、共には聴こえが悪かったのを覚えています。
他のバンドが演奏している際には、同様の印象は持ちませんでしたので、モンゴル800の演奏の問題だったのでしょう。
まだ、ロックフェスのメイン会場で演奏するレベルに追い付いていなかったのかもしれません。
ただ、オーディエンスとコミュニケーションをとる姿勢や、汗をかきながら歌っているような様は、胸を打つものがあるというか、今でも記憶にあります。
あれから15年が経ちました。今はどんなライブをやっているんでしょうね。
楽しみです。
さいごに
中条あやみがトヨタのCMで歌っているのは、モンゴル800の「あなたに」という歌です。
中条あやみのキュートさ満開の歌も良いですが、前のめりに歌われるオリジナルの「あなたに」も良くて、最近は交互に聴いている次第でございます!
ワンオクのアイオブザストームの感想。勝組が鳴らす音。
用事があってiTunes Storeを開いてびっくり。
アルバムランキング、発売したばかりのあいみょんのアルバムが1位じゃない!
信じられないみょん…。
1位はワンオクのアルバム。
調子こいてワンオクとか言っていますが、会ったことはもちろんないし、アルバムを聴いたこともない通りすがりのリスナーです。
ワンオクロックの皆様の新作ですね。
アイオブザストーム!
乗り遅れちゃいかんと、早速Apple Musicで聴いてみました!
ワンオクのアイオブザストームの感想。勝組が鳴らす音。
以下、2回か3回ほとワンオクのアイボブザストーム、いや、ワンオクロックの皆様のアイボブザストームを聴いた感想でごさいます。
ワンオクのアイオブザストームはバックストリートボーイズに聴こえた
「すご!洋楽や!」
最初に思ったのがこんな感想。
こんな感想じゃ、一歳の娘にもそう遠くないうちにレビュースキルで負けそうですが、しようがない。
本当にそう思ったのですから。
ただ、洋楽みたいなんだけど、ワンオクのバントスタイル、いわゆるロックってやつじゃないんですよね。
30歳になるまで、精神的に結構こじらせてたんで、ロックは結構聴いてきました。
そんな経験値と照らし合わせると、ワンオクの皆様のアイオブザストームは、バックストリートボーイズと似てるんですよね。
バックストリートボーイズってコーラスグループでしたっけ。
位置付けとしてはゴスペラーズ?
ワンオクのアイオブザストームからはネガティブなつぶやきが見えない
また、僕はTOEIC500点くらいの人間なんで、開き直りますけど、英語はわからんのですね。
たがら英語で歌われると、音で判断するしかないんです。
歌い方とか、曲調とかでどんな歌かを。
で、気になって、やることなかったら歌詞も調べてみると。
だから超ドクダミと偏見で書きますが、ワンオクの皆様のアイオブザストームからは、ネガティブな音像が見えてこないですね。
これは不幸が好きな、いや人の不幸が大好きな僕のような捻くれた人間には共感しづらいアルバムでごさいます。
ワンオクのアイオブザストームは僕が好きなロックじゃない
バックストリートボーイズに似ている、ネガティブな要素がない、以上の2点をもちまして、僕の中でワンオクの皆様のアイオブザストームは、ロックではないということになりました。
僕の中でのロックって、もっとネガティブで、捻くれてて、孤独なんですよね。
ビートルズ「ひとりぼっちのあいつ」みたいな。
だから、ろくでもない僕らでも救われるという。
ああ、大丈夫かと。
ワンオクのアイオブザストームは若者が聴くべき!
僕のようなネガティブな中年には、ワンオクの皆様のアイオブザストームはちょっときつい。
聴いていて疲れるわけです。
たから終わった中年は今更ワンオクの皆様のアイオブザストームを聞く必要はないと思います。
でも、若かったら。
ワンオクでも聴いて、休みの日はみんなでバーベキューでもした方が良いですね。
少しマシな人生になると思います。
それで、もしもワンオク聴いたり、バーベキューやるのに疲れてしまったら、ロックでも聴いてくだされば良いかと思います。
Eye of the Storm [INTERNATIONAL VERSION]
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宇多田ヒカルのアルバム「初恋」が何度聴いても飽きない3つの理由
2019年に入ってから、宇多田ヒカルの「初恋」を2日に1回は聴いています。
もう2月中盤ですから、20回は聴いていることになるでしょうか。
最初は宇多田ヒカルの「初恋」というアルバムを受け入れることができなかったんですけどね。
不思議なものです。
宇多田ヒカルのアルバム「初恋」が何度聴いても飽きない3つの理由
宇多田ヒカルのアルバム「初恋」は最初ネガティブな印象だった
宇多田ヒカルの復帰2作目「初恋」の感想。前作「ファントーム」を越えられたのか!?という記事にも書きましたが、宇多田ヒカルのアルバム「初恋」に対して最初はネガティブな印象を持っていました。
前作ファントームのようにゲスト陣がいなかったせいなのか、ひどく淡々とした印象を持ったのです。
跳ねた曲も少なかったですし、簡単にいうと地味な印象だったんでしょう。
でも、一見地味なキャバ嬢ほど、妙に引き付けられてしまって、結局何度も何度もお店に通ってしまうことがありますよね。
「初恋」も、地味なキャバ嬢のように引きが強いアルバムだったというわけです。
それではまってしまったと。
まあ、はまったのが地味な宇多田ヒカルのアルバムで良かったですよ。
地味だけど引きが強いキャバ嬢にはまると、まじで地獄ですからね。お金がかかってかかって・・・。
宇多田ヒカルのアルバム「初恋」はドラムだけでも気持ち良い
さて、本題に入るわけですが、宇多田ヒカルの「初恋」は、ドラムが尋常じゃなく良い曲がいくつかあります。
シングルにもなっている「あなた」と「フォーエバーモア」、それに「good night」の3曲です。
手数が少し多くて、ちょっとずれたジャズみたいなドラムの音は、通勤途中にそれだけを追ってしまう日が数日続く小気味よさでした。
特に僕が好きなのが、ちょっとずれた感じで、その「もたつき」みたいなのがビートルズのリンゴスターのドラミングのように感じました。
ドラムの音だけを聴いていても飽きないアルバムは久しぶりだなと感じると同時に、もう20年はリピートで聴いているイギリスのバンド、ストーンローゼスのアルバムの同じくドラムが気持ち良くて何度も聴いてるなと。
もしかすると宇多田ヒカルの「初恋」も・・・。ごくみ・・・。
ザ・ストーン・ローゼズ-20th アニヴァーサリー レガシー・エディション
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宇多田ヒカルのアルバム「初恋」の歌詞のレベルが尋常じゃなく高い
最近気がついたのです。
宇多田ヒカルの歌詞というのは、頭ひとつ抜けているなと。
使われている言葉一つ一つ、おそらくかなり吟味して書かれているのではないでしょうか。
古典になり得るような、綺麗な日本語、ため息が出る語感が非常に多いのです。
西野カナであったりの、普段使いの直観的に響く歌詞に慣れていたせいかのかもしれmせんが、宇多田ヒカルの「初恋」の歌たちで紡ぎだされる歌詞たちが、えらく新鮮に聴こえてきます。
思わずノートに書き留めたくなるほどの美しい日本語。
純なあたなが誤解するから
おしゃべりな私を黙らせて
困らせたのはお互い様だから
四の五の言わずに抱き寄せて
特に自分が好きなのは(あくまで今時点で)、「大空で抱きしめて」の歌詞。
普段使いなんだけれど、軽くない言葉。
悲しい言葉は使ってないんだけれど、妙に切なくなる。
何度も見ても、何度も聴いても飽きない歌詞です。
あまりにレベルが違うんだけれど、こうしてブログを書くときなんかでも、言葉の使い方に意識が移ろうようになって困ります。
宇多田ヒカルのアルバム「初恋」は絶妙にセクシーな声
歌詞も素晴らしい「大空で抱きしめて」ですが、声と言うか、歌い方も印象的です。
途中、高音になるあたりの、ちょっと苦しそうに、のどが開いているような声が妙にセクシーなんですよね。
宇多田ヒカルらしくないというか。
あまりうまくない?素な感じ?適切な言葉が見つかりませんが、宇多田ヒカルとしては、あまり聞いたことがない類のものでした。
「こんな素直な感じになれるんだなあ」というか、「これが宇多田ヒカルの魅力なのかなあ」というか。
なんだかはじめて宇多田ヒカルに性的な魅力を感じてしまう「声」でした。
「初恋」にはタイトルトラックの「初恋」や、「夕凪」など、宇多田ヒカルの女性としての力こぶが強力な歌が多めで、ついつい寝る前なんかにリピートしてしまいます。
地味なアルバムほどはまる王道パターン
冒頭にも書きましたが、宇多田ヒカルのアルバム「初恋」は地味なキャバ嬢路線ですね。
油断してると、生活のすべてを持って行かれるという恐ろしい魅力に満ちています。
あいみょんの新作であったりを聴こうと思っていても、気がつくと宇多田ヒカルの「初恋」を聴いている毎日。
そんな2019年2月。平成ももうすぐ終わろうとしています。
ミッシェルガンエレファントのMステ伝説の夜こそがロックの醍醐味
ミッシェルガンエレファントのMステ(ミュージックステーション)伝説の夜を知っていますか?
あの夜、ロックが約半世紀に渡って築いてきた全てがそこにあったと僕は思っています。
- ミッシェルガンエレファントのMステ伝説の夜こそがロックの醍醐味
- ミッシェルのMステ伝説の夜とは
- 常軌を逸した鬼気迫る演奏
- たわわな胸も揺れる盛り上がり
- 真のライブバンドだからこそできた対応
- ロックファンであることを誇りに感じた夜
ミッシェルガンエレファントのMステ伝説の夜こそがロックの醍醐味
ミッシェルのMステ伝説の夜とは
ミュージックステーションへ出演予定だったお騒がせロシアのユニット「タトゥー」がまさかのドタキャン。
番組側が演奏順を変更して、ギリギリまで待つも、結局出てこないということに。
余った時間をどうするのか?
そんな時に救世主として急遽1曲演奏することになったのが、この時が番組初出演のミッシェルガンエレファントでした。
その演奏っぷりとスタジオの盛り上がりの凄さが、あまりに印象的で、この夜がMステ伝説の夜と語られることになるのです。
常軌を逸した鬼気迫る演奏
実際、この時の演奏はすごかった。演奏したのは彼らの代表曲「世界の終わり」や、知名度の高い「ゲットアップルーシー」などではなく、当時の新曲である「ミッドナイトクラクションベイビー」
ヂュールルヂュルルヂュッヂュという印象的なギターリフから始まるノリの良い曲ではありますが、「全国ネットで突然知らない曲で行く?」と思ったのが正直なところでした。
しかしながら、僕の思いは嬉しい感じで裏切られることになります。
印象的なギターリフ、タンバリンを叩きながら言葉を叩きつけるボーカル、雷神風神のようにその横でクールに演奏をするギターとベース。
小躍りするかのように余裕の顔でリズムを刻むドラム。
ぶっちゃけどんな曲をやっていても、あの時のミッシェルであれば、負けることはなかったでしょう。
その熱量と切れ味は、熱くてクールであるというミッシェルガンエレファントそのものでした。
まさに圧巻の演奏
たわわな胸も揺れる盛り上がり
スタジオも大盛り上がりです。
タモさんも身体を揺らしながら嬉しそうにしています。
みんな手を叩いてノッています。
そして何よりソエル。当時売り出し中だったキュートなシンガー。
後にきわどいCDジャケットで話題になったりするわけですが、彼女の上気した顔と揺れる胸。
それがこの時のミッシェルの神演奏の盛り上がりを最大限に表しているように感じました。
真のライブバンドだからこそできた対応
なぜこの時ミッシェルガンエレファントに打席が回ってきたのか。
それは彼らがライブバンドだったからでしょう。
普通の出演者は、バックミュージシャンを使っていたり、バックトラックはすでに録音されているものを使ったりすることが多いのでしょう。
突然、本来歌うべき歌とは別のもう1曲を歌うことは難しいのはないでしょうか。
指定された時間で、別の曲をサクッと演奏することができるのは、普段からライブバンドとして即興性のある演奏をしていたミッシェルくらいしかいなかったのです。
逆に言うと、もしミッシェルがいなかったとしたら、この日のラスト5分程度はトークで終わるという、別の意味でMステ伝説の夜となっていたのかもしれません。
ロックファンであることを誇りに感じた夜
僕はミッシェルガンエレファントのファンというわけではありません。
たまに聴く程度で、フェスでは盛り上がるといった感じです。
でも、このMステ伝説の夜。
テレビの前で、誇らしい気分になりました。
これがロックなんだ。この熱量とパンチとヒーロー感こそがロックなんだと。
強くこぶしを握り締めました。
あの時自分はちょうど30歳くらい。
Mステ伝説の夜、ミッシェルの演奏がロックの凄みを感じた最後の日でした。